サヨナラ ダイスキナヒト-part 1-今まで、まじで愛した男は2人いるの。それをちょっとここに…。◎元彼(Ex-boyfriend) 元彼との出会いは大学(日本)だった。同じバスケ部で、いい友達としてやってた。 当時、先輩のことが好きだった私は、元彼は良き相談者でもあった。 メールもしょっちゅうやってたけど、意識は全然してなかったし、その時、向こうには彼女がいた。 でも元彼はそのことは誰にも言わず、知ってるのは私だけだった。 私には何でも言ってくれるって言ってくれた。 そんな時、私の友達が元彼に惚れた。 その子にどんな子が好きか聞くように頼まれて聞いて、その返事をその子に伝えたら彼女がこう答えた。 「それ、ほぼショウコに当てはまるじゃん!ショウコが付き合えばお似合いなのにね。」 私は、「そうかもしれない…」なんて思い始めちゃった。 そしたらちょっとずつ好きになっちゃった。 その子は後に他の子を好きになり、同じ人を好きになっちゃった後ろめたさも消えた。 よく一緒にビデオ見たり、一緒にスノボにも行った。 意を決して、告った。でも振られた。 でも諦められなかった。ビデオは前と変わることなく一緒に見た。 その後もう1回言ったけどダメだったけど、その1ヵ月後、晴れて付き合うことになった。5月20日だった。 アパートに泊まったり、二人で出かけたり、家にお邪魔したりして、すごく幸せだった。 好きだったというか、愛してた。てか、溺愛してた。 普段はあまり「好き」とかいう言葉を言わない人で、時々そう言ってくれるのがすごい好きだった。 みんなの前では見せない顔を私にだけ見せてくれた。 付き合って3ヵ月後、私はアメリカに渡った。 パソコンからメールなんてしないって言ってた彼が、向こうから送ってきてくれた時は嬉しかった。 でも月日は流れて、だんだん歯車が狂っていった。 10月始め。彼からバスケに集中したい、気持ちが薄れたっていうメールがきた。 それを見てすぐに電話をした。 「別れたいなら、別れるよ」 本心とはまったく別なことを彼に伝えた。 本当は別れたくなかった。好きで、好きでたまらなかった。 その時の返事は「自分の気持ちがよくわからない」だった。 話し合った結果、時間を置こうってことになった。 しばらく経って、朝メールをチェックしたら彼からメールがきてた。 「別れよう」と書いてあった。 すごいショックだったけど、あまり涙はでてこなかった。自分でも驚いた。 そして電話した。彼の意思を受け入れた。 最後に「ありがとう」って言った。その時、泣きそうだったけど、我慢した。 外はまだ早い時期なのに薄っすら雪が降ってた。 付き合ってからちょうど5ヶ月が経った、10月20日だった。 ずっと引きずってた。ちょくちょくメールしたり、やり直したいって言ったり。 1日として彼のことを思い出さない日はなかった。まじで。 途中で彼を忘れられる!ってくらい好きになった人ができた。 でもやっぱり元彼のことが忘れられなかった。 日本に帰った時、直接顔を見て、直接振られよう。そしてこの気持ちとおさらばしようって決めた。 5月末、親に内緒で1人新潟に向かった。 新幹線代は高いから、鈍行列車で行くことにした。長い道のりだったけど、すっと緊張してた。 彼のいるとこに着いた。彼はすでに駅に着いてて、乗りなれた車で待ってた。 緊張しつつも平常を装って、私の特等席“だった”助手席に乗った。 前と変わらない彼がいた。久々に会ったけど、すぐ打ち解けた。 彼の部屋に着いた。懐かしい匂いがした。この香りが大好きだった。 相変わらずキレイな部屋だった。 夜も遅くなって、同じ布団にもぐった。 そして私が自分の気持ちを伝えた。やり直したいってこと。 でもダメだった。留学するまで彼女は作らないって決めたんだって。 これでもうお終い。全部終わった。 この気持ちはもう葬ろう。そう決めた。 付き合わなければよかったって思った日もあった。 でも彼と過ごした日々はかけがえのない思い出。 ジャンル別一覧
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